今でしょ講座!漢方薬2019西洋医師もおススメBEST3は?おいしく飲むコツも!

2019年1月8日「林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル」で「冬の症状におススメの漢方薬BEST3が放送されていましたね。

放送内容は3時間のスペシャル番組ということで、以下の4本立てでした。

  • 「さつまいものすごいパワー」
  • 「医学的に正しいりんごの食べ方」
  • 「東洋医学のスゴいパワー!ツボ講座」
  • 「西洋医師100人に聞いた!この冬使って欲しい漢方薬」

今回は、その中の「漢方薬」についてをご紹介していきますね。

「林修さんの今でしょ講座の漢方薬」の放映を見て私の漢方薬のイメージがガラッと変わりました。

私は、漢方薬って「苦い」「飲みにくい」「ウェっとなる」そして「本当に効くの?」というイメージでした(^^;

私の漢方薬のイメージ

しかしテレビ放送を見ていて「漢方薬ってすごい、これは飲まなきゃ!」に変わりました^^

今までは体調を崩すと、すぐに病院へ行ってたけど、これからは初期症状のうちにまずは「漢方薬」に頼ってみよう!と思いました。

「今でしょ講座で冬におすすめの漢方薬」のテレビ番組で放送された内容+私の知りたいことも付け加えてご紹介しますね。

BEST1位やBEST2位から見たい場合は、この下の目次の項目をクリックすると飛びます。

【今でしょ講座】漢方薬SPベスト3!東洋医学のすごいパワー

「今でしょ講座」によると、日本で使われる漢方薬は294種類あるそうです。

その中でも今回の放送では、西洋医学の医師がすすめる『冬の症状におススメの漢方薬ベスト3」がご紹介されました。

冬は寒さによって、不調が出てくるんですよね~^^私も50代「冷え」に悩まされている一人です(^^;

例えば、腰痛でも筋肉の循環が悪くなって起こるものや、便秘もお腹の冷えが原因でなったり、体温が下がることで風邪をひきやすくなったりと、『冬の冷え』からくるものも多いです。

そこで今回は「西洋医師100人に聞いた!この冬使って欲しい漢方薬」について詳しく見ていきますね。

テレビでは林修先生やゲストの方が、普段はなかなか聞けない漢方の質問をされていて、より理解しながら漢方に詳しくなる内容でした。

第3位「芍薬甘草湯」腰痛・筋肉痛など筋肉の痛み止めNO.1

腰痛・筋肉痛にオススメ「芍薬甘草湯」

第3位「芍薬甘草湯」(しゃくやくかんぞうとう)

甘草(かんぞう)+芍薬(しゃくやく)の2つの生薬だけででできていて、少ない構成でできているので痛いところへピンポイントによく効きます。

甘草(かんぞう)はグリチルリチンという抗炎症作用の働きがあり痛みによく効き、
芍薬(しゃくやく)にはペオニフロリンという筋弛緩作用の働きがある物質が含まれます。

痛み止めとしては効き目が抜群で、内臓の筋肉にもよく胃痛、腹痛などにも効果があります。

厚生労働省医薬食品局 一般用漢方製剤承認基準

厚生労働省が発表している「参考資料2-2 一般用漢方製剤承認基準(PDF:557KB)」より

頓服薬なので痛いときだけに飲むという使い方になります。痛み止めとしてとてもよく効くと番組内の医師も絶賛されていました。

副作用はあるの?

「芍薬甘草湯」(しゃくやくかんぞうとう)は、痛い時だけ飲むので副作用ほとんどありません。

「芍薬甘草湯」に限らず漢方薬の副作用は、西洋薬の1/10程度と言われています。

ということは、普通のお薬の副作用を心配したほうがいいってことですね。病院でいただくから安心と思ってましたが、そうでもないようです。

漢方薬を購入する時はなにに気を付けたらいいの?

市販されている漢方薬は配合量がメーカーによって違います。

購入時には配合量を確認しましょう。
「満量処方」と記載のあるものが医療用と同じ量で配合されています。

↓ 以下は、医療用と同じ量で配合されている「満量処方」

ただ漢方薬の場合、飲み方(煎じ方)でも効果が違ってきます。
この記事の下のほうに「漢方薬のおいしい飲み方」を記載しましたので参考にしてくださいね。

第2位:「大建中湯」おなかの冷えによく効く

おなかの冷えにオススメ「大建中湯」

第2位「大建中湯」(だいけんちゅうとう)

第2位:おなかの冷えにオススメ「大建中湯」でした。

大建中湯(だいけんちゅうとう)
おなかの冷えを改善!腹痛・便秘・下痢に効果があります。

4つの生薬の組み合わせにより腸の動きを良くしてくれるもので、おなかの冷えによる便秘や下痢にも同じ処方で効きます。

厚生労働省医薬食品局 一般用漢方製剤承認基準

厚生労働省が発表している「参考資料2-2 一般用漢方製剤承認基準(PDF:557KB)」より

ちなみに、漢方薬の生産が近年どんどん増えているそうです。
その理由は、西洋医学の医師が医療現場で使うことが増えたからで、実際に回復手術後に大建中湯が使われています。

第1位:「葛根湯」かぜ・肩凝り・頭痛に!冬の万能薬

第1位:かぜ・肩凝り・頭痛に!冬の万能薬「葛根湯」

第1位「葛根湯」(かっこんとう)

葛根湯(かっこんとう)
肩こりから虫歯まで漢方薬のオールラウンダーです。

よく、風邪には葛根湯って聞きますね。あまり漢方に興味のない私でも「かっこんとう」という名前は聞いたことがありました。

この葛根湯、すごかったんですね。なんでも効果を発揮するんですね。ひきはじめの風邪はもちろん、肩凝り・虫歯・頭痛・下痢までも♪

厚生労働省医薬食品局 一般用漢方製剤承認基準

厚生労働省が発表している「参考資料2-2 一般用漢方製剤承認基準(PDF:557KB)」より

芍薬や甘草なども入っており、頭痛、虫歯、肩こりなどの痛みにも効くとこうことで、痛み止めも入っています。

さらには目のかゆみにも効くそうで、胃腸に良い薬も入っているので下痢などにもいいそうです。
体を温める生薬が使われているので体温が上がり免疫能力が上がるという考え方のようです。

これからは風邪かなって思ったら、まずは「葛根湯」で身体をあっためて様子を見たいと思いました。

購入時には配合量を確認しましょう。「満量処方」と記載のあるものが医療用と同じ量で配合されています。

↓ 以下は、医療用と同じ量で配合されている「満量処方」

漢方薬、たくさんあるどのメーカーを選んだらいいの?

漢方薬はいろいろなメーカーから出ていて買う時に迷ってしまいますが、構成成分はほぼ同じだけど配合量がメーカーによって違います。

「満量処方」と記載のあるものが医療用と同じ量で配合されています。

市販の漢方薬は「75%量」や「50%量」など、配合量が少なめのものが多いので、医療用並を期待するなら満量処方の漢方薬を選びましょう。

そもそも、漢方薬は何でできているのでしょうか?

漢方薬は以下の生薬からできています。

  • 植物:生姜(しょうきょう)山薬(さんやく)など
  • 動物:海馬(かいば)鹿茸(ろくじょう)など
  • 鉱物:石膏(せっこう)竜骨(りゅうこつ)など

これらの生薬を数種類ずつ組み合わせて作った薬が漢方薬です。

番組で「一般の人100人に聞いたよく使っている漢方薬」は?

1位 葛根湯(かっこんとう)
2位 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
3位 麻黄湯(まおうとう)
4位 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
5位 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
6位 麦門冬湯(ばくもんどうとう)
7位 六君子湯(りっくんしとう)
7位 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
7位 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
7位 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

一般の人100人に聞いた、よく使っている漢方薬は以下

奈良県の95歳の女性が「当帰芍薬散」を飲むことを日課にしている

また、健康長寿の方も漢方薬を愛用されている人が多く、奈良県では県を上げて健康長寿に取り組まれているそうです。

番組では、奈良県の95歳の女性が「当帰芍薬散」を毎日飲んでいて、体調の悪い時はおいしく飲め、体調のいい時は苦く感じるそうです。
身体も温まり風邪の予防になっていて、さらに健康のバロメーターの役割にもなっているようです。

漢方薬のおいしい飲み方

こんなにすごい漢方薬ですが、効果を発揮できるおいしい飲み方ってあるのでしょうか?

一般的な水で飲む場合

おいしい飲み方というわけではありませんが、水で飲む場合の正しい飲み方は以下です。

  1. 漢方薬を口に入れる前に、まず、水を口に含みます。
  2. その水の上に漢方薬を落とします。
  3. その水と漢方薬を一緒に飲みます。
  4. そのあと、また水を飲んでください。

苦さを感じさせず飲む方法

※香りを楽しむ、ニオイをおいしいと感じながら飲む

いろいろな方法がありますが、実はニオイにも作用があります。

アロマなどもそうですよね。嗅覚は五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)の中で、喜怒哀楽など、私たちの気分をつかさどる脳の分野に直接働きかけるのが「嗅覚」なのです。

漢方のニオイを香りとして楽しむようにして、これが自分の体を良くしてくれると思うようにすると、匂いのイメージも変わってくるようです。

においと味で効果がある部分もあるので「このニオイ(香り)と味がおいしい」という気持で効果を期待しながら飲んでみましょう(*^▽^*)

漢方薬を飲むときの注意点

漢方薬はさまざまな生薬を複合的に組み合わせた薬です。自然の恵みを利用して出来ているので「安心」というイメージが強いですが、やっぱり「お薬」なので、副作用がでたりアレルギー反応を起こすこともあります。

漢方薬の箱に一緒に入っている説明書をよく読み、用法・用量を守って正しく飲みましょう。

ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A

もし副作用かもしれない症状が出た場合は、すぐに使用をやめて医療機関に相談しましょう。

また、瞑眩(めんげん)といって稀に漢方を服用し始めて数日で身体に発疹がでることもあります。そんなときもすぐに病院へ行って相談しましょう。

また、妊娠中の方や授乳中の方は、漢方薬を飲む前にかかりつけのお医者様に相談したほうがいいです。

漢方薬を飲む時は、陶器の入れ物や木製のスプーンにしましょう!

漢方薬を飲むときは、金属のものは成分が変わってしまうと聞きました。

銀のスプーンなどは避けて、陶器の入れ物でや木製のスプーンなどを使うようにしましょう。

陶器の入れ物でや木製のスプーンなどを使うようにしましょう。

【まとめ】今でしょ講座 漢方薬SP冬の症状におススメBEST3

冬に欠かせない漢方ベスト3「葛根湯」「大建中湯」「芍薬甘草湯」の紹介でしたが、すべてが寒さによる体の冷えからくる症状に対しての処方でした。

私たちの体は、冷えると不調が起こりやすくできていますね。

少しでもゾクッとしたら「葛根湯」を飲んでみようと思います。

私は更年期障害で病院に行ったとき加味逍遙散という漢方薬を処方されたことがありました。

漢方のことをあまりよく知らなかったので「くさくて飲めない」と、違う薬に変えてもらったことがありました。

今回、「林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル」の
「西洋医師100人に聞いた!この冬使って欲しい漢方薬」 2019年1月8日放送を見て、漢方の良さわかりました。

お湯に溶いて飲むとか、水あめやアイスクリームに混ぜるなどして、きちんと飲めばもっと早く楽になったかも。いやいや、アロマと同じで、ニオイを楽しむべきでした。

冬に欠かせない漢方ベスト3「葛根湯」「大建中湯」「芍薬甘草湯」は、常備しておいたほうがいいですね^^

2019年1月8日テレビ朝日「林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル」では、以下の3本も放送されました。

  • 「さつまいものすごいパワー」
  • 「医学的に正しいりんごの食べ方」
  • 「東洋医学のスゴいパワー!ツボ講座」