今回この記事では、レアチーズケーキとベイクドチーズケーキのカロリー(エネルギー)を比較する他、糖質や脂質などの気になる栄養素の量も比較していきたいと思います。
またダイエットを心掛けている方や、ちょっと健康が気になるという方向けのチーズケーキの食べ方や選び方についても解説していきますよ。さらに、手作りする場合のカロリーダウンの方法についても解説します。
- チーズケーキは大好きだけれどカロリーが気になるから食べられない
- 好きだからつい食べちゃうけれどもっといい食べ方ってないのかな
・・・という方も、
ぜひ参考になさってください。
気になるチーズケーキの栄養価は?健康を気遣う時の上手な食べ方は
レアチーズケーキとベイクドチーズケーキでどれくらい違う?気になる栄養素の比較
18cmの丸形で作られたレアチーズケーキとベイクドチーズケーキ、1/8切れ当たりの栄養素です。
レアチーズケーキ
エネルギー410kcal タンパク質6.9g 脂肪31.6g 糖質23.5g 食物繊維(総量)0.2g カルシウム95mg
ベイクドチーズケーキ
エネルギー277kcal タンパク質4.8g 脂肪22.6g 糖質12.7g 食物繊維(総量)0.1g カルシウム35mg
これまでにご紹介してきた通り、レアチーズケーキもベイクドチーズケーキもタイプによってずいぶん材料が変わります。
ですのであくまで、参考として見てくださいね。
今回の栄養素計算に使われたケーキは、レアチーズケーキがスポンジをボトムにしたもの、ベイクドチーズケーキがタルトをボトムにしたもののようです。
ボトムがなければ当然カロリーはその分下がりますし、使うチーズの種類によっても栄養素は変動します。
それを踏まえたうえで見ていくと、レアチーズケーキの方がベイクドチーズケーキよりもエネルギー、脂肪、糖質の量が上回っています。
見た目はレアチーズの方がカロリーが少なそうなのにと意外に思われる方もみえるかもしれませんね。
でも、レアチーズケーキはコクを補うために生クリームなどの比較的カロリーが高い乳製品を使うことが多いため、エネルギーや脂質の量が必然的に増えることが多いようです。
しかも人間の舌は食べ物が冷たければ冷たいほど甘みを感じづらいため、冷やして作って冷やして食べるレアチーズケーキは砂糖の量が多くなりがちということもあり、糖質も多くなりがちと考えられます。
ただし、使う乳製品の量が多めである傾向のせいかレアチーズケーキの方がカルシウムが多めという結果が出ています。
これが基本!チーズケーキの上手な食べ方、選び方
一般的におやつで摂るエネルギーの量は200kcalにとどめることが良いといわれています。
お菓子からエネルギーを摂り過ぎてしまうと糖質・脂質過多になりやすく、ビタミンなどの他の栄養素が摂りづらくなるためです。
上記の栄養素比較に用いたチーズケーキを例に出すと、レアチーズケーキは2日に分けて食べたほうが良さそうですね。ベイクドチーズケーキも約300kcalと考えると、ちょっと1日に食べるおやつのエネルギーとしては多めです。
どうしても食べたい!という時や、お付き合いなどの事情があって食べた日には、パスタやパンなどの糖質の高いメニューは避けるのがおすすめです。
その代わり、野菜や繊維質の多い食事を心がけて、運動をするなどの工夫が必要でしょう。
もう1つ方法があります。1日のおやつから摂るエネルギー(200kcal)×2日間イコール400kcalと考えれば、2日に1度程度はチーズケーキを食べられることになります。
チーズケーキを食べた翌日や翌々日はおやつをなしにするか、控えて調整しましょう。
ちなみにローソンのバスチーは1個当たり260kcalになります。
ほんのちょっと、上記の栄養素比較に用いたベイクドチーズケーキよりも低いようです。
ただチーズは普段の食生活の中で摂りづらい、カルシウムを多く含む食品です。そのチーズをたっぷり使ったチーズケーキは、カルシウムを比較的多く含むスイーツです。
エネルギーや糖質、脂質の量に配慮しながら摂れば、カルシウムの補給源の1つとして使えるでしょう。
ここまで知って選べれば、チーズケーキマスター?
チーズの種類だけでもエネルギーは大きく変動します。
ここでチーズの種類別にエネルギーを見てみましょう。
- クリームチーズ 346kcal カッテージチーズ105kcal
- チェダーチーズ 423kcal パルメザンチーズ475kcal ゴーダチーズ380kcal
単純に見ていただくだけでもチーズの種類によってだいぶ、カロリーが違うことをお分かりいただけると思います。
レアチーズケーキよりもカロリーが少ないことが多いベイクドチーズケーキでも、チェダーチーズやパルメザンチーズをたっぷり使っていると、カロリーがかさむことになります。
ダイエット中にチーズケーキを選ぶ際や外食が続いてエネルギーオーバーになりやすい時期には、どんなチーズを使っているのかもチェックしたいところですね。
また、ここまで読んでいただいた方の中にはレアチーズケーキが好きだけれど、ベイクドチーズケーキよりエネルギーが高めならばうかつに食べられないなと悩んでいる方もみえるかもしれませんね。
そんな方にちょっとお役立ていただきたい例題があります。
クリームチーズを100g使うレシピのレアチーズケーキがあったとしましょう。50gをカッテージチーズに置き換えるとどうなるでしょうか。
クリームチーズは上記の量の1/2なので、173kcalになります。
カッテージチーズも1/2量になるので、52.5kcalになりますね。合計で225.5kcalになるので、約35%のエネルギー減となります。
お菓子作りが好きな方はこの例題をもとに、クリームチーズをカッテージチーズに置き換えるテクニックを使ってレアチーズケーキを作ってみてください。
また、ヨーグルトもカロリー控えめな乳製品であるため、チーズ類の量を減らしてヨーグルトを加えてみるのもおすすめです。
お菓子作りをしない方もボトムの材料やチーズケーキの大きさなどの要素を考慮する必要はあるものの、ヨーグルトやカッテージチーズの割合がクリームチーズに対して多いレアチーズケーキならば、クリームチーズだけを使ったレアチーズケーキよりもカロリーが控えめなことが多い、と覚えてみてください。
ボトムや添えてあるものにも注意しよう!
先にお話しした通り、エネルギーや栄養素の量はボトムによっても変動します。
ボトムがチーズを使った生地の下だけについたものか、側面までついているかによってもだいぶ違います。
極力、エネルギーも糖質も脂質も控えたいという場合には、ボトムのないものを選ぶのがおすすめです。
また、フルーツやフルーツソースが添えられるチーズケーキも少なくはありません。
フルーツには果糖が含まれているため、食べ過ぎると糖質の摂りすぎにつながります。
さらにフルーツをソースにする際にはだいたい甘味料が加えられるため、ここでも糖質を摂ることになります。ダイエット中や糖質を気にされる方は、ソースのないタイプを選びましょう。
どうしてもフルーツがないと寂しいという場合は、イチゴやグレープフルーツといったエネルギーが少なく、ビタミンなどの他の栄養素が摂れる果物をちょっとだけ添えてみるのがおすすめ。
ただしその場合、チーズケーキ自体のカロリーもなるべく少ないものを選んでカロリーオーバーを防ぎましょう。
チーズケーキのカロリー比較と上手な食べ方や選び方のまとめ
チーズケーキはカロリーや糖質、脂質は高めであるものの、食べ方や選び方の工夫次第で日常的においしく食べられるケーキです。
ダイエット中だから、カロリーが高めだからといった理由から絶対に食べちゃダメ!と考えるのではなく、ちょっとした食べ方のコツや選び方のコツを身に着けて、チーズケーキのおいしさを楽しんでくださいね。